
占いといえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
星座占いやタロットカード、六星占術などたくさんの種類の占いがあり、自分の好みに合わせて占い方法を選択できる点も楽しみの一つであると言えるのではないでしょうか。
かつては、占い師さんのところを訪ねて占っていただくスタイルが主流でしたが、いまでは占い師さんの元を訪ねなくても、Webサービスを通して有名な占い師さんに占って頂いたり、さらには無料で運勢を占うことができる、お手軽なものに変わって来ているのではないかと思います。
今日のラッキーカラーから、今日一日気をつける必要があることまでお手軽に知ることができるため、自分の行動の基準ツールとして利用している方も少なくないのではないでしょうか。
そんな私も、優柔不断な性格を補うために占いを自分の行動基準として重要視していた時期がありました。
当時は、付き合っていた彼とうまくいかなかった原因を、当時お気に入りで見ていた占いサイトでズバリと当てられてしまったことをきっかけに、だんだんと占いが全てを見通しているかのように思うようになり、占い通りに行動することで私にとって最善の選択肢を選ぶことになると信じ切っていました。
しかし、占いにのめりこんでいくに従って、自分の意思できっぱりと物事を選択する、ということがだんだんできなくなってしまい、最終的には自分で自分の本当にしたい事が分からなくなる、という事態にまで陥ってしまいました。
幸いにも、その時期は大切な選択を迫られる場面には直面しなかったため、だんだんと学業やアルバイトなどが多忙になるにつれて占いから遠ざかるようになり、占いを信じきったがゆえに本意ではない道に進んでしまう事態には陥ることはありませんでした。
情報技術の発展により、お手軽に占いサービスを利用できるようになった今ですが、そんな今だからこそ、占い結果に振り回されず自分の意思で物事を判断することをあきらめず、あくまで占い結果は異なる視点からのアドバイスにとどめておく、というユーザの意思が必要になるのではないでしょうか。