
本当は占いをあまり信じてはいませんでした。
特に星占いや月占いなどは、たった12カ月分の種類しかないのですから。
世の中の人が12種類におおざっぱに分けられるのはおかしいですよね。
だから占いを見る時は冷やかし半分で見ていることが多かったのです。
でも、以前、電話での占いを遊びで聞いた時はちょっとびっくりしました。
それはプッシュホンで生年月日を入れると録音されたテープが周り、前世を教えてくれると言う占いでした。
まだ8歳くらいの娘の前世を遊び半分で電話をスピーカーにして二人で聞きました。その答えの内容はこうです。
「あなたの前世はシンデレラのような前世でした。母親が厳しく、奴隷のように家の中の仕事をさせられ、あまり愛されず、悲しい毎日をすごしていました。なので今度生まれてくる時は必ず優しい母親のもとに生まれてくるように、と願って生まれてきました。」
その時、私と娘はなんだか感動してしまいました。
「そうか、えりちゃんは、だからママのところに生まれてきたんだね。」
と声をかけると。
「うん、そうなんだ。」と、娘もその気になってにっこりしました。
自分で言うのもなんですが、私は優しい母親です。
私の親に叱られるくらい私は娘に甘くて叱ったことがほとんどありませんでしたから、このテープがただの偶然とは思えませんでした。
きっと娘もそう思ったことでしょう。
娘が自分を選んで生まれてきたかもしれないなんて、今までは考えたこともありませんでしたが、もしかしたら、と思うようになりました。
だとしたらなんだかうれしいことです。
娘の期待にこたえてずっと優しい母親でありたい、と思いました。
たまたまの占いではありましたが、それは自分たちにとっていいシンクロでした。
占いは、どんな占いでも、その時の人の気持ちに内容がマッチすれば、それは天の采配として思って受け入れていいのかもしれませんね。